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B型肝炎のセロコンバージョンSeroconversionとは、どういう意味ですか?

   
■思春期以降、成人が肝炎ウイルスに感染した場合・・・(一過性感染)うさぎ
やじるし一過性の急性感染をおこしますが、ほとんどの場合、ウイルスが排除されて、終生免疫を獲得し、治癒します。
自覚症状がないままに、ウイルスが排除されている(不顕性感染)の場合もあります。
(HBs抗原が消えたあとに、血液中に、HBs抗体があらわれます。HBs抗体には、HBVの感染を防御する働きがあります。)

しかし、ジェノタイプA型のHBVの場合など、10%ほどの方は、ウイルス排除できずに(極微量のHBVが、肝臓に残り増殖し続ける)、無症候性キャリアや慢性肝炎・劇症肝炎に移行することがあります。

■出生時や乳幼児期に、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染した人の場合・・・(持続感染) パンダ
10%の方は、ウイルス排除されて、自然治癒します。   
本来は、安静と食事療法・禁酒により、自然治癒する傾向のある疾患です。

ほとんどの方は、血液検査で、「HBs抗原陽性」となり、この状態の人を、B型肝炎キャリアと呼びます。長期間、持続感染の状態が続きます・・・。

※これらの90%の方(出産時や乳幼児期に感染した場合)は、免疫機能が未熟なため、リンパ球がB型肝炎ウイルス(HBV)を異物と認識できず、攻撃しないため、ウイルスは肝細胞内に住みつきます。
血液中の、肝炎ウイルスの増殖は活発ですが、自分のリンパ球など免疫機能が働かないため、肝炎ウイルスに攻撃をすることもなく、ウイルスは、肝細胞の中で住みつづけることになるのです。
そして、ウイルスを排除できない持続感染者(キャリア)と、なります。

※B型肝炎ウイルスが血液中で、活発な活動をしているため、血液中のHBe抗原は(+)陽性です 
無症状ですが、肝炎ウイルスが、活発に増殖して、血中にもでていて、パートナーなどに、肝炎ウイルスをうつす危険性があるため、注意が必要な状態です。(HBe抗原陽性・肝機能正常・無症候性キャリア期)ヒヨコ

矢印一般的には、キャリアの方が、思春期〜30才くらいには、免疫機能が発達してきて、免疫細胞がウイルスを排除しようとして、攻撃を始めるために、急性肝炎をおこしますが、症状が軽く、気づかない場合もあります。(そのうちの10〜20%のかたは、肝機能値に異常を認める、慢性肝炎や・肝硬変・肝がんなどへ移行する場合があります。)

※免疫機能が働き始める15才〜30才くらいのころ、リンパ球などが、HBe抗体で肝炎ウイルスを、徐々に攻撃し始めます。うさぎ
肝炎ウイルスを肝細胞ごと攻撃して、急性肝炎を発症することもあります。(肝炎期)
その後は、免疫の力でウイルスが押さえこまれて、血液中のHBe抗原は、徐々に下がっていき、やがて、HBe抗原陰性となり、HBe抗体陽性、肝機能は正常となります。
この現象を、セロコンバージョンといいます。肝炎がはじまり、鎮静化していく状態です。
(HBe抗原陽性矢印HBe抗体陽性・肝機能正常・無症候性キャリアです)

※特に何もしなくても、自然経過で、キャリアの80%が、セロコンバージョンの状態になっていきます。ペンギン
かつては、セロコンバージョンが、肝炎の完全な治癒と考えられていましたが、肝炎ウイルスは、完全には排除されずに、変異株が肝細胞内に極微量ですが、増殖し住み続けることがわかってきました。

そして、変異株が増殖を繰り返すので、セロコンバージョンの20%ほどの方が、慢性肝炎や肝硬変・肝臓がんなどを発症させるので、セロコンバージョンが起こっても、検査・経過観察を続ける必要があります。

◆B型肝炎ウイルス検査〜
HBs抗原
---陽性であればB型肝炎ウイルスに感染している。
HBs抗体---陽性であれば過去に感染し、その後、完治した。HBVワクチンを接種した場合にも陽性となる。ブタ
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HBe抗原---陽性であれば一般にHBVの増殖力が強いことを示す。
HBe抗体---陽性であれば一般にHBVの増殖力が低下していることを示す。
HBV-DNA---HBVのウイルスそのものの量を測定する。

HBc抗体---陽性であればHBVに感染したことを示す。(HBVワクチン接種の場合は陰性となる。)

-----「国立国際医療研究センター 肝炎情報センター│B型肝炎について」
-----「セロコンバージョンとは?  B型肝炎の症状と検査完全ガイド」より
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B型肝炎の母子感染防止対策とは、どんなものでしょうか?

   
はな肝炎ウイルスのワクチンができているのは、A型肝炎とB型肝炎だけです。

日本小児科学会・日本小児栄養消化器肝臓学会・日本産科婦人科学会などの要望により、B型肝炎ウイルス母子感染予防処置が、一部変更されました。
厚生労働省によりますと、1986年以降は、母子感染予防対策が施行されていて、B型肝炎ウイルス陽性の母親からの出生児への感染は、ほとんど防げるようになっているようです。安心

B型肝炎ウイルスに感染していても、無症状な無症候性ウイルス保有者(キャリア)の方が、いるのです。
HBs抗原検査を、すべての妊娠初期の妊婦さんに実施します。
HBs抗原(−)なら、感染していなくて、問題はありません。

HBs抗原が(+)なら、感染しています。
HBs抗原(+)、HBe抗原(−)なら、出生児感染予防対策が必要です
HBs抗原(+)、HBe抗原(+)なら、強力な出生児感染予防対策が必要です パンダ

HBe抗原(HBeAg)陽性の母親からの出生児は、予防対策をとらないと、85〜90%の子どもが、キャリアとなります。
HBe抗体(HBeAb)陽性の場合は、キャリアになることはほとんどないが、6〜8%の子どもは、急性肝炎や劇症肝炎を発症する場合があります。

◆厚生労働省が定めるB型肝炎ウイルスキャリア(HBs抗原陽性)の母親からの母子感染の予防対策とは・・・
「抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)・HBワクチン併用予防法」です うさぎ

生後12時間〜2日以内(できるだけ早期)に、抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)の筋肉注射を、2か所に分けてする。
そして、B型肝炎ワクチンの皮下注射 (10歳未満では)0.25mlをすること。
△修慮紊蓮∪幻紕韻月頃に、B型肝炎ワクチンの皮下注射 0.25mlをすること。
生後、6か月頃に、B型肝炎ワクチンの皮下注射 0.25mlをすること。

生後、9か月〜12か月を目安に、抗体の検査(HBs抗原検査、HBs抗体検査)をします。
HBs抗原陰性かつHBs抗体≧10mIU/mL・・予防処置終了(予防成功と判断)
HBs抗原陰性かつHBs抗体<10mIU/mL・・HBワクチン追加接種
HBs抗原陽性・・・専門医療機関への紹介(B型肝炎ウイルス感染を精査)

ここで、標準的なHBワクチン追加接種について・・・
HBワクチン0.25mL皮下注射を、3回接種
(接種時期は、例えばHBs抗原陰性かつHBs抗体<10mIU/mLを説明した際、さらに1か月後、6か月後)

・・ 追加接種終了の1〜2か月後に再度、HBs抗原とHBs抗体検査を実施
HBs抗原陰性かつHBs抗体≧10mIU/mL・・追加接種は終了(予防成功と判断)
HBs抗原陰性かつHBs抗体<10mIU/mL・・無反応例と判断し専門医療機関へ紹介
HBs抗原陽性・・・専門医療機関への紹介

◆母親がB型肝炎ウイルスキャリアであっても、「ここに記した児の感染予防処置を行えば、母乳哺育を含めた通常の育児が可能である」旨の指導を行う。うさぎ なお、この指針は今後の状況によっては改訂されることがある。

「B型肝炎ウイルス母子感染予防のための新しい指針」より・・・

 
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B型肝炎ウイルスって、どうやって感染するのでしょうか?

   
B型肝炎とは・・・B型肝炎ウイルスを含む血液・体液(感染した血液が混入した体液)と接触することによって、B型肝炎ウイルス(HBV)が体内に入り、感染・発症するウイルス性肝炎の一つです。
双葉感染者の血液中に、高濃度のHBV(B型肝炎ウイルス)が含まれている場合は、体液からも感染します。
双葉ここで、体液というのは、精液・唾液・尿・汗・涙などのことですが、精液・唾液などには、中濃度のHBV(B型肝炎ウイルス)が、含まれています。  
その他の体液、尿・便・汗・涙・母乳などのウイルス量は、ごく低濃度、微量です。下

◆感染経路としては・・・
出生時に、HBVの持続感染者の母親からの、母子感染(垂直感染)の場合・・・母親が、HBe抗原(+)のキャリアの場合は、高い確率で、産道出血などで、新生児の皮膚のキズなどから、感染をおこします。
HBe抗原が(−)の場合は、持続感染をおこすことはありません。
(近年では、母子感染予防法により、ほとんどが、予防可能になっています。)

※免疫機能が未熟な乳幼児などは、免疫機能がウイルスを異物と認識できないため、約90%の人は、肝炎を発症せずに、ウイルスを体内に保有したままの状態(無症候性キャリア=感染しているが、無症状で健康な人。HBs抗原陽性)になります。
そして、免疫機能が発達してくる思春期〜30歳ころに、肝炎を発症しますが、ほとんどの方は、軽快し 抗体ができ、一生涯 そのまま経過します。

その他の10%ほどの方が、慢性肝炎に移行し、さらに1〜2%の方が、肝硬変・肝臓ガンに移行するといわれていますので、経過観察と治療が重要です。

※親が保菌者(キャリア)の場合に、口移しで、スプーンなどで、乳幼児に食べ物を与えた場合に、唾液を介して、幼児の口の中のキズや粘膜から、感染する場合もあります汗

その他、B型肝炎ウイルスに感染する場合(水平感染)・・・HBVに感染した輸血、不衛生な注射針などの医療行為、複数の針治療や刺青、不衛生な複数のピアスの穴開け、B型肝炎持続感染者(キャリア)とカミソリや歯ブラシの共用、感染者との性交渉などです。ブタ

・・近年では、ウイルス検出の検査の発達や医療環境・設備が向上し、輸血やワクチン接種などによる感染の危険性は、ほとんどありません

※感染リスクの高い医療従事者や、パートナーがキャリアの場合などは、あらかじめ B型肝炎ワクチンの接種をして、予防することができます。 万が一、感染してしまった場合には、HBs人免疫グロブリン(HBIG)(B型肝炎ウイルスをやっつける抗体を集めたもの)を投与・注射します ライト

その他、家具や便座の共用・握手・咳やくしゃみ・プールや入浴など、日常生活では、感染しません。
飛沫感染(空気感染)・経口感染することは、ありません。

◆血液や体液の濃厚な接触は、感染の危険にさらされます ・・・
HBs抗原(+)・HBe抗原(+)になります。
大人の場合は、免疫機能が発達しているため、感染しても、多くの場合(70〜80%)は、不顕性感染(急性肝炎の症状が出現せず、知らない間に、HBVが排除されている)で、免疫を獲得し、自然に治癒して、終わります。

20〜30%の人では、HBVに感染後、急性肝炎(全身倦怠感・食欲不振・嘔気・嘔吐・褐色尿・黄疸など)をおこすことがありますが、ほとんど、90%はウイルスが排除されて、免疫を獲得して、治癒します。
HBs抗原(−)・HBs抗体(+)・HBc抗体(+)という状態で、治っている状態となります。

そのうちの一部の1〜2%の人が、劇症肝炎を発症し、死亡行する危険性があります。
キャリア化する可能性の高いのは、遺伝子型はジェノタイプA(全体の2%ほど)のHBVです。
 
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